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産まない理由 今まで誰にも言えなかった私たちのホンネ |葉石 かおり

産まない理由 今まで誰にも言えなかった私たちのホンネ産まない理由 今まで誰にも言えなかった私たちのホンネ
葉石 かおり
イーストプレス 刊
発売日 2006-03



普通ってないんだな 2006-06-05
著者が子供を「産まない」「産みたい」「産みました」など

様々な考え、状況の人間に対してインタビューして書いた本。

ご本人もこの問題で悩み苦しんでいるようなので、その文章が

とても血の通った、生々しい力強い内容でした。

(上から見下ろしたような学者風の人間とは、違います)



僕は男性ですが、この本を読んで感じたのは「普通ってないんだな」

ということです。

僕は人と違う生き方を選択し、今に至っています。

そのため今の自分の現状というか状況に対して何となく劣等感の

ようなものを抱いていました。僕も親から

「普通になれ!普通の道を進め!」と昔も今も圧力をかけられて

いるので、そんな彼女たちの根底に流れる思いにはとても共感

できました。



僕が驚いたのは、「論理的」な人がすごく多いこと。

著者の「正論」の突っ込みに対して、自分の哲学を堂々と主張して

「私はそうは思わない。だからこう生きていく」と非常に

納得のいく考え方をしていました。

週刊誌などにある「利己的で非論理的な、将来を見据えていない人たち」と

現実には大きなギャップがある。

僕と同じように、自分の生き方について真剣に悩み、自分だけの

結論を出して自らの人生に向き合っている人がこんなにいたのだ

というのは新鮮な驚きで、自分と同じ人がいるんだと

同時に嬉しくもありました。



僕が気の毒だったのは、著者が世間の圧力に「負けそうになって

いる」と感じたこと。

「子供を産みなさい」という外野の圧力に対して

「ごめんなさい。申し訳ないんですけれど・・・」という

記述がいくつか見られました。

僕はもっと堂々と自分の生き方を貫いて欲しいな、と思います。



自分の人生を決めるのは、自分自身でしょう。

他人ではありません。

いくら親だからって、過剰に子供という「別の人格」に圧力を

かけるべきではないはずです。




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