トップページ > 妊娠の基礎知識 > 妊娠の経過
生理が遅れる、微熱が続く、眠くてしかたがない、朝起きたときおなかがムカつくなどの兆候で妊娠かな? と思ったら、早めに産婦人科を受診しましょう。問診や触診、尿検査、超音波診断(エコー)で赤ちゃんができたことを確認します。待ち遠しい赤ちゃんの誕生日(出産予定日)は"妊娠直前の生理の第1日目に280日(40週)を足した日"とされています。計算してみましょう。妊娠が確定したら、住んでいる地域の役所に届け出て「母子健康手帳」を受け取ります。約40週のマタニティライフの始まりです。
以降は妊娠0〜15週(1〜4ヵ月*)を「妊娠初期」、16〜27週(5〜7ヵ月)を「妊娠中期」、28〜39週(8〜10ヵ月)を「妊娠後期」として、順に妊娠の経過を見ていきましょう。妊娠中は産婦人科で定期的に検診を受けますが、妊娠初期と中期では毎月1回、後期になると月に2回〜毎週ありますから、赤ちゃんとママの健康でハッピーな出産のために、忘れずに受診してください。
*)妊娠期間の日数は、28日=4週間=1ヵ月と数えます。
0〜3週で妊娠を自覚することはほとんどありません。4週以降、生理の遅れで妊娠に気づくのが普通です。しかしその間も赤ちゃんは絶え間なく成長を続けています。脳や神経、臓器が形成される大切な時期ですから「葉酸」など必要な栄養素をしっかり摂りましょう。8〜9週で手足や目鼻がわかるようになり、10〜11週頃には心音を聞くこともできます。ただし流産の危険が高い時期ですから、万一出血やおなかの痛みを感じたら、すぐに医師の診察を受けてください。12〜15週には胎盤が完成して流産の危険が減り、そろそろおなかのふくらみが自覚できるようになります。赤ちゃんは100g前後まで成長しています。
安定期に入りママの体重が増え、おなかのふくらみが少し目立つようになります。乳房も大きくなり、徐々に赤ちゃんの動き(胎動)が感じられるようになります。赤ちゃんには髪やツメが生え始め、骨格や関節も発達してきます。体重が600〜800gほどになる頃にはまゆ毛やまつ毛も生えてきます。24週を過ぎるとママのおなかは急激に大きくなり、「おなかの張り」を感じたり「足がつる」ようになったり、「むくみ」「腰痛」といった不快感を覚えることもあります。しかし同時に赤ちゃんは1kg前後まで成長し、光や音を感じるほどにまで脳が発達します。おなかの赤ちゃんに語りかけ、ゆったりとした気持ちで過ごしましょう。
28週を過ぎると赤ちゃんは頭を下にした姿勢で落ち着き、徐々に皮下脂肪も増えてきます。ママからぐんぐんエネルギーを吸い取りますからママは甘いものがほしくなりますが、体重の増え過ぎには注意してください。「早産」「妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)」にも注意。出血などの変化を感じたらすぐに医師の診察を受けることです。32週を過ぎると赤ちゃんは2kg前後まで成長しママのおなかは最も大きく張り出します。さらに36週を過ぎると赤ちゃんのからだはほぼ完成、骨盤の中へと下りてきていよいよ生まれる準備をします。膀胱が圧迫されて頻尿になったり、からだも重く動きにくいものですが、散歩など適度な運動を心がけて出産に備えましょう。